ODM は、すでに存在するプラットフォームから始まります。金型があり、量産中で、信頼性の挙動も分かっている。だからスケジュールが短くなります。設計の仕事は機構を発明することから、お客様が実際に競争する部分——筐体、表面処理、パッケージ、ファームウェア挙動——を改変することへ移ります。
プラットフォームがもたらすもの
新しい機構は、フルセットの信頼性プログラム、新規の認証サイクル、まだ誰も見たことのない不具合を伴います。プラットフォームはその逆で、既知の不具合リスト、検証済みの電池・充電設計、すでに良品を出す金型があります。引き受けるリスクは市場リスクであり、技術リスクではありません。カテゴリに新規参入するブランドにとって、これは正しい順序です。
それでも再試験が必要なもの
新しい筐体は見た目だけの変更ではありません。熱経路、音響空間、無線がある場合はアンテナ環境、そして合わせ目のEMC挙動が変わります。改変後の製品で関連試験をやり直します。元の証明書を引き継ぐのではなく、公開する証明書が実際に出荷する製品を説明している必要があるためです。
コストが動く場所
大きく動くのは筐体の金型とパッケージです。既存の金型フレームを使い表面処理だけ変える筐体は速く、シルエットを変えると新しい金型になります。両方を提示するので、選択が可視化された状態で決められます。
概要
- 出発点
- 9カテゴリ26機種。すでに金型があり量産中のモデル
- 変更できる範囲
- 筐体とCMF、パッケージ、ロゴ、ファームウェア挙動、付属品構成
- 変えない範囲
- 内部機構、基板アーキテクチャ、認証済みの安全設計
- 市場投入まで
- 変更なしならサンプル7日。筐体変更は金型期間が加算
- 速い理由
- 機構が新しくないため、新規の信頼性プログラムと認証リスクが発生しません
含まれるもの
プロジェクトの流れ
- 01 プラットフォーム候補の絞り込みとコスト比較
- 02 筐体・CMFの方向性
- 03 改変後サンプルの製作
- 04 パッケージとファームウェアの調整
- 05 認証確認と量産


よくあるご質問
どこまで変更できますか
筐体、カラー、表面処理、パッケージ、ロゴ、付属品、ファームウェア挙動までです。内部機構と基板アーキテクチャは残します。変更するとODMではなくフルカスタム開発になり、信頼性・認証プログラムを新規に必要とするためです。
プラットフォームの独占は可能ですか
独占は技術ではなく商務条件であり、価格が付きます。実務的な独占は「見た目が明確に異なる筐体」と「お客様所有の金型」です。
筐体変更後も認証は有効ですか
筐体変更はEMCや熱の挙動に影響し得るため、前提とせず再試験します。公開する証明書番号は、出荷する製品と一致していなければなりません。



